子供の頃に削って詰めた歯がいつしか傷んでクラウンになり、その後、噛む力で疲労して折れた……
というような経験はありませんか?
じつは歯は、削って歯質が少なくなるほど、噛む力に対する耐久性が弱くなっていき、治療のやり替えも増えてしまうのです。
そうならないためには、まずは治療の連鎖の原因になりやすい「歯の詰め物」を減らすことが先決なんです。
歯をなるべく削らずに守るため定期的においでください!
子供の頃に削って詰めた歯がいつしか傷んでクラウンになり、その後、噛む力で疲労して折れた……
というような経験はありませんか?
じつは歯は、削って歯質が少なくなるほど、噛む力に対する耐久性が弱くなっていき、治療のやり替えも増えてしまうのです。
そうならないためには、まずは治療の連鎖の原因になりやすい「歯の詰め物」を減らすことが先決なんです。
歯をなるべく削らずに守るため定期的においでください!
むし歯を削って詰めると、ひとまず痛みは止まりますが、歯はもとどおりに治るわけではありません。削って歯質の減った歯は、噛む力に対する耐久性が弱くなります。小さな詰め物をきっかけに歯が傷みやすくなり、大きめの詰め物(インレー)に、さらにクラウンに、そしてクラウンを支える歯根が疲労し抜歯に、というマイナスの連鎖(デス・スパイラル)へと一歩踏み込んでしまうのです。
予防歯学の進化により歯質を残すことの大切さが明らかになった現在、歯科では、デス・スパイラルのそもそものきっかけになる「削る治療を減らそう」、と考えるようになりました。ただし、これを実現するには患者さんの協力が欠かせません。来院したとき、すでに穴が開いてしまっているむし歯を治療するには、歯を削り詰め物をするしか方法はないからです。
健全な歯質を守って削らずに維持するため、現在歯科医院では、歯科医師による歯の健康管理を定期的に受けていただくよう、患者さんにご提案をしています。とくに、小学生~20歳頃までのむし歯になりやすい時期に、プロの管理を受けながら詰め物を減らして、なるべく歯を削らずに乗り切ると、たいがいの人はその後歯で悩む人生を送らずにすみます。今回の来院を機に、定期的なメインテナンスをはじめませんか?
痛くなってから受診するのではなく、定期的に、継続的に受診していただくことで問題を早期に見つけ、穴が開く前に予防して経過観察をしながら削る治療を減らします。
ここでは主な内容についてご紹介しますが、実際には、唾液検査で口のなかの細菌を調べそのかたに合ったプログラムを組んでいます。