なるべく歯を削らないMI治療
「むし歯は除去するが、健康な歯は削らない」医科の手術でもなるべく小さな切開の術式に移行しています。しかし、歯科では型を取って作る補綴物が多いために、どうしても健康な歯を多く削らなければなりません。補綴や審美歯科ではCAD/CAMで製作された光学印象またはスキャナーと呼ばれる従来の型の取り方ではない方法も行われております。
CAD/CAMで作られた補綴物は一見コンピューターを用いた画期的な方法に思えますが、健康な歯を削る量は金属を用いた従来の方法よりも多くなります。実際には1.5mm以上の厚みが必要なために、その厚み分、健康な歯はむし歯であろうがなかろうが削られることになります。
むし歯だけ除去して、除去した穴だけを修復するのが理想です。そのように、最小限だけ削って治すことが、日本のメーカー(クラレノリタケデンタル社)(トクヤマデンタル社)による歯科用高性能接着剤と新開発コンポジットレジンを用いて可能になりました。
【術前】摂食障害による胃酸で歯が溶けて薄くなり欠けてしまった | 【術後】コンポジットレジンを用いた歯を削らない治療後 |
歯の裏側も薄くしみます | 歯の裏側も厚くなります |